年中行事一覧表
春
三月三日 天照大神御鎮座記念祭
人皇十代崇神天皇三十九年(壬戌年)三月三日に、御杖代である皇女豊鋤入姫命によって天照大神が大和国笠縫邑の次に当社に御神霊を遷され、その後四年間御鎮座されました。その鎮まられた日を記念して毎年この日に祭儀を執り行っております。
三月二十二日 籠宮御鎮座記念祭
人皇四十四代元正天皇の御代、養老三年三月二十二日に御本宮(現・籠神社)を造り設けて、奥宮真名井神社から遷し奉り、海部宮司家祖神である彦火明命を主祭神としてお祭りしました。その遷られ御鎮座された日を記念して、毎年この日に祭儀を執り行っております。
四月二十四日 葵大祭(例祭)
五月三十一日 大浜祭
籠神社の東方の江尻地区の漁師達が一年に一度船で冠島に参る雄島参りが行われます。その前夜に漁港に屋台を設けて冠島を遙拝し海神を祭る大浜祭が、当神社神職奉仕のもと執り行われます。
夏
六月三十日 夏越大祓式
大祓は、神代の昔イザナギノ命が築紫の日向の橘の小戸の阿波岐原で、黄泉の国の穢れを祓い清めたことに由来すると言われる日本古来の伝統的な儀式であります。人は日常生活の中で知らず知らずのうちに罪穢れを背負うものであり、そうした罪穢れがさまざまな災厄をもたらすと考えられます。六月の大祓は「夏越の祓」とも呼ばれ、病気にかからず健やかに夏を迎えるという意味において重要とされており、古歌にも「水無月の夏越の祓ひする人は千歳の命延ぶといふなり」と詠まれています。
「人形」による祓い…心身の罪穢れを人形が代わって受けてくれます。皆様からお寄せ頂いた人形は六月三十日の大祓式において、お払いをさせて頂きます。
「茅の輪神事」…茅で作った輪をくぐることで、罪穢れを祓い除ける神事です。大祓式に行われるほか、参拝者の方がどなたでもおくぐり頂けるよう、六月中本殿正面に茅の輪が設けられます。
七月七日 豊受大神御出座記念祭
神代の昔より奥宮真名井原に御鎮座されておりました豊受大神が、人皇二十一代雄略天皇の御代に御神託により同天皇二十二年(戊午年)七月七日に当社を御出座され、伊勢の地に向かわれました。その伊勢の地に御出座された日を記念して毎年この日に祭儀を執り行っております。
八月六日 江之姫龍宮祭
江之姫神社の「江」は、入り江の江、また海際を表す言葉で、江之姫神社は籠神社の出宮(境内の外にお祭りされたお社)として、海際の地である江尻に古くからお祭りされてきました。したがって、江之姫様は海の神様であり、漁業を営む人々や海辺で生活する人々の守り神として信仰されており、この日に当神社神職奉仕によって祭儀が執り行われます。尚、江之姫とは市杵島姫を表し、弁財天とも呼ばれます。
秋
九月九日 真名井稲荷例祭
明治の末期まで奥宮真名井神社の境内に祭られていた真名井稲荷神社を、平成三年九月九日に当社境内に御氏子崇敬者の方々の御協力により八十年ぶりに再建しました。真名井稲荷再興は八十一代宮司海部穀定の念願でもあり、この再興した日を記念して毎年この日に祭儀を執り行っております。
十月十五日 真名井神社例祭
当社奥宮である真名井神社に御鎮座される豊受大神は、その御神格の中に月神としての一面も持っておられ、真名井神社の例祭が九月十五日という満月の日に行われたのもその為と言われております。当社では元初の祭神であり、水徳の神様でもある豊受大神や磐座に鎮座される神々への祭儀をこの日に執り行っております。
十月十七日 神嘗祭當日祭
神嘗祭とは、宮中および伊勢の神宮で行われる、天皇陛下が天照大神に新穀を奉られる祭典です。当社でも全国の神社と同じく、伊勢の神宮を遥拝し、奉告の祭儀を執り行っております。
十一月二十三日 古代赤米新嘗祭
元伊勢籠神社では、毎年十一月二十三日に古代赤米新嘗大祭が行われます。新嘗祭とはその年の秋に穫れた新穀をご神前に奉納して収穫を神に感謝する祭りで、全国の神社で広く行われていますが、籠神社の新嘗祭は古代赤米と冠されただけあって、よそには見られない特色あるお祭りとなっています。赤米は日本のお米の原点とも言われ、赤飯は赤米の代わりに用いられたのが始まりであると言われています。丹後国は伊勢神宮外宮のご祭神として知られる豊受大神が天下り、地上に五穀の種子をもたらした地であり、その稲種を植えた「田庭」が丹波(丹後は八世紀に丹波から分れた)の語源になったと伝えられています。その当時のお米は現在のような白米ではなく赤米を主とした有色米であり、いわばこの丹後地方は赤米発祥の地とも考えられるのであります。そして昭和三十年に丹後から献上された赤米の事が記された木簡が平城宮から出土した事が契機となって、丹後では古代赤米の復興が進められ、地域活性化の柱の一つとして赤米を用いたお酒やそばなどさまざまな製品も開発されています。
また、古代より豊受大神をお祭りし赤米とも縁の深い籠神社では、従来より行われていた新嘗祭を古代赤米新嘗大祭と命名、赤米の奉納行事が行われるようになりました。当日は装束を身に着けた総勢五十名にも及ぶ行列が、赤米を始めとする古代稲「十種之神丹穂」や土器に盛られた色とりどりの古代米を捧げもって参道を進み、ご神前へと奉納します。これは豊受大神に収穫を感謝し初穂を捧げる様子を古代さながらに再現したもので、稲の奉納者から神職への口上や八人の巫女が扮する八乙女による稲穂の受け渡しなど古色あふれる見所も多く、氏子崇敬者にとどまらず各方面から注目を集めています。
冬
十二月第一日曜日 麓神社飯遣福祭
籠神社の東方の難波野地区にある億計・弘計の二王子(後の顕宗・仁賢天皇)と仁徳天皇(二王子の曾祖父)をお祭りする麓神社は、かつて億計・弘計の二王子が都から逃れ宮を営まれた所と伝えられています。その麓神社の例祭は飯遣福とも呼ばれ、祭典後に御供えした藁苞のお赤飯を皆で分け合って頂くのは、二王子が旅立つ際にお赤飯を献じた故事に因むものと伝えられています。
十二月三十一日 大祓式
大祓は、神代の昔イザナギノ命が築紫の日向の橘の小戸の阿波岐原で、黄泉の国の穢れを祓い清めたことに由来すると言われる日本古来の伝統的な儀式であります。人は日常生活の中で知らず知らずのうちに罪穢れを背負うものであり、そうした罪穢れがさまざまな災厄をもたらすと考えられます。十二月の大祓は一年を過ごされた皆様がより良く新たな年を迎えて頂けるよう、人形が代わって受けた罪穢れを大晦日の大祓式において祓い清めをさせて頂きます。
一月一日 歳旦祭
新年一月一日、当社では歳旦祭(お正月のお祭り)を執り行なっております。歳旦祭とは一年のはじまりを祝うと同時に、皇室の弥栄と国の隆昌とを祈念し、氏子崇敬者をはじめとする参拝者皆様の今年一年の無病息災をお祈りするお祭りです。
二月三日 節分大祭
節分とは二十四節気の起点、年の初めに当たります。この節分の日には追儺・豆まきなどを行います。当社では祭儀を執り行い、豆まきをして厄災を退け、無事を祈念いたします。また、当社では神籬をたて、最高神をお招きして祭儀を執り行っております。
二月十一日 建国記念祭
わが国の建国は古くから記紀の神武天皇建国説話に基づいて語られており、その即位の日を以て「建国記念の日」(旧・紀元節)が定められています。その日本の建国を偲び、国を愛する心を養い、国の発展を祈る祭りです。
二月十七日 祈年祭
日本は農耕社会であり、古来より農作業が始まるこの時期に農業に携わる人々が無事に勤めをすることができ、その年の稲(初穂)だけでなく、五穀の豊穣と国の繁栄、そして皇室の安泰や国民の幸福などを祈念し祭儀を執り行っております。
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